○
佐々木志津子議長 これにて
質疑を終結します。 お諮りいたします。ただいま
議題となっております
発議第3号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、
発議第3号については
委員会の付託を省略することに決定しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔発言する者なし〕
○
佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。 これより
発議第3号を採決します。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。
△
日程第3
発議第4号
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議について
○
佐々木志津子議長 日程第3、
発議第4号を
議題とします。
提案理由の
説明を求めます。 12番、
大坪議員。 〔
大坪正幸議員登壇〕
◆
大坪正幸議員 見
政会の
大坪正幸です。ただいま
議題となっております
発議第4号
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議について、
提案理由を申し上げます。 まず初めに、
決議案の提出に至った経緯についてです。昨年9月議会での私の
一般質問で、
久住市長の
交際費、
旅費を取り上げました。その
後見政会で検討した結果、
久住市長の年間の
県内県外出張の回数が余りにも多いため、
旅費が適正に執行されているのかどうかの調査の必要があるとの結論に至りました。本年6月4日、見
政会として、
見附市
情報公開条例第9条の規定により、
見附市長の
県内県外出張に係る
関係書類と
旅費の明細がわかるもの、これは充当や戻し入れが、そういったものがわかる
旅費の明細ですが、
対象期間は平成25年度から30年度の6年分の資料を請求いたしました。7月29日に
関係書類を891枚受け取り、8月から資料の調査を開始しました。 調査を続けた結果、精査を要すると思われる2団体、つまり
公益社団法人日本河川協会と
NPO法人川に学ぶ
体験活動協議会、
英文名ではリバー・アクティビティーズ・カウンシル、英語の頭文字をとってRAC、
ラックと称させていただきますが、この2団体をリストアップし、本年11月6日に
渋谷議員が東京の事務所に足を運び、2団体の
関係者から
お話を伺いました。
日本河川協会の担当の方は、
固有名詞は控えますが、
常務理事と参事のお二人から対応いただきました。
旅費の
支給に関しては、個別の案件には答えられないが、
一般論としては
理事会に
出席した理事には
交通費相当額を
支給している、ほかの用務で来られたときには
支給しないこともあるという
お話でした。
ラックに関しては、こちらも担当の方の
固有名詞は控えますが、
事務局次長から対応をいただきました。
事務局次長からは、以下のような
お話をお聞きしました。
久住市長の
交通費はどうなっていますかの
質問に対して、
交通費はうちから出していますよとの
お話でした。
宿泊費はどうかですかの
質問に対して、
ホテル代として8,000円お出ししていますとの
お話でした。
支払いは現金ですか、口座ですかの
質問に対しては、
支払いは現金のときもありますが、
ケース・バイ・
ケース、
久住市長は
代表理事なので、
運営費から出していて、
領収書はもらっていません。ことしの
全国大会も滝川、これは
北海道滝川市のことですが、滝川から市に振り込まれているはずですとの
お話でした。
旅費で出しているのですかの
質問に対しては、名目上は
旅費で出していますが、中で処理するのはいろいろな形で処理していますとの
お話でした。
旅費は幾らですか、2万円ぐらいですかの
質問に対しては、
見附からの
新幹線往復でそれくらいですとの
お話でした。毎回出しているのですかの
質問には、単体で来られるときは出しますが、ほかの用事で来られるときは出さないこともありました。要らないよと言われて出さないときもありましたが、そのほかは全て出しています。市の
交通費で来てくれと言うことはありませんとの
お話でした。
ラックのフォーラムはどこでやるのですか、
交通費はどうですかの
質問に対しては、東京であります、
交通費はもちろん出していますとの
お話でした。出費が大変ですねの
質問に対しては、
国交省とも
川関係でつながりがあり、意外と稼いでいますよとの
お話でした。ここに
市長が来られることはありますかの
質問に対しては、ほとんどいらっしゃいません。今までに1回あるかないかとの
お話でした。以上が
渋谷議員と
事務局次長の会話の一部を抜粋したものです。なお、このときの会話は録音させていただいております。 先週の12月10日は
一般質問の初日で、私は6番目に
一般質問する予定でした。当日の朝ですが、
新潟日報朝刊に、
久住市長が
交通費を二重に受給していたことを認め、全額返還する意向だとする記事が掲載されました。また、私は見ておりませんが、お昼の
NHKニュースで、
市長が三十数万円の二重受給を認めたとの報道があったということでありました。私たち見
政会としては、今ほどご紹介した
事務局次長の発言があったことから、
久住市長及び
市当局から、
ラックに関する
交通費支給の事実
関係も
お話しになるものだと考えておりました。
久住市長、
市当局から誠実な答弁、
説明があるのだろうと期待しておりました。しかしながら、今回の
一般質問で取り上げた6年間の
旅費、
交通費については、
一般質問の中の答弁では
支給はないということでした。翌日の12月11日、議会に対する
説明会が
一般質問終了後に開かれましたが、
説明会においても
ラックからの
交通費の
支給は本当にないのですかという私たちの再度の
質問に対しても、
支給されていないということでありました。この食い違いは一体どういうことなのでしょうか。
交通費の
支給があった場合は市に戻し入れることになっており、もし戻し入れがなされない場合には
見附市及び
見附市民に不利益が生じることになり、私たちは公益に資するとの観点から本日見
政会の調査結果を議会の場で
提案理由の中で公にすることといたしましたが、大変残念な思いがいたします。 以上のような経緯を踏まえて、
交通費の二重受給の問題とともに
市長に関する経費の
節約の
必要性と厳正な対応を求めることを議会の意思として
決議し、
市民の皆様にしっかりとお伝えすることが必要ではないか、以上が本
決議案の
提案理由です。また、参考までに申し上げますが、平成30年度の
久住市長の
交際費の支出は年間で119万457円でしたが、
新潟県知事の
交際費は、
米山知事から
花角知事にかわりましたが、年間で68万8,654円であります。驚くことに、
久住市長のほうが
新潟県知事より50万円も多い。今年度を見てみますと、
久住市長の
交際費は10月末までに77万1,429円が支出されておりますが、
花角知事は11月末までの累計でわずか23万6,174円でした。既に50万円以上の差がついております。人生の最大の病は傲慢なりと言った方がいるそうです。経費の使い方にも謙虚な姿勢、
節約の精神が不可欠なのではないでしょうか。政治は
市長の名声や見栄のためではなく、
市民の幸せのためにある、違いますか、皆さん。17年前に
見附市長に立候補しようと決意されたころを思い出していただきたい。
提案理由が長くなりました。もちろん
決議自体に
法的拘束力がないことは、
議員各位におかれましても十分認識されていることと思います。それでは以下、
決議案を読み上げます。
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議 見附市議会令和元年12
月定例会において、
久住市長は
交通費の二重
支給を受けたことを認め、市に返還すると共に
市民の
皆さまに対して謝罪した。
社会通念上、
県外での
会議に
出席するだけで1日2万円の「謝金」などあろうはずはなく、
交通費分として
支給されていることは明らかであり、甚だ不適切であると言わざるを得ない。 その他、出張時の
新幹線グリーン車利用の
恒常化、贅沢な
市長車の導入など、
見附市民の
生活レベルからかけ離れており、
市民の大切な血税、公費に対する
久住市長の認識に対して疑問、批判が生じている。多選を重ねるうちに
市民感覚での「
節約する」、「もったいない」という感覚が失われているのではないか。 ウエルネスタウンの販売不振に改善の兆しが見えない中で、
市立病院の新病棟の建設、ほっとぴあ、小・中学校をはじめとする
公共施設、インフラの
老朽化に伴う更新、維持、修繕、
管理等に係る経費の急激な増加が私たちのすぐ目の前にある。不要不急な経費をいかに減らしていくかは、今後の
見附市の存続、
市民の
皆さまの生活にも関わる極めて重大な課題である。 よって本議会は、
久住市長に対して公費の使途と
節約に対する認識、姿勢を改めると共に、重大な
政治的責任の覚悟と決断の上、謙虚な姿勢で堅実な
市政運営に取り組むことを求める。 以上、
決議する。
令和元年12月17日
見附市議会 以上です。
○
佐々木志津子議長 これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。 3番、
浅野議員。 〔
浅野千紘議員発言席に着く〕
◆
浅野千紘議員 質問いたします。
決議文の中に「
社会通念上、
県外での
会議に
出席するだけで1日2万円の「謝金」などあろうはずはなく」とありますが、具体的な根拠は何でしょうか。例えば
公益財団法人日本卓球協会では、
謝金規程に、
専務理事であっても次のように規定されています。労務の内容、
会議出席。
支給対象者、
会議出席者。単位、回数、
上限単価1万円。
支給対象者の
会議出席者(
専門職)、単位、回数、
上限単価3万円。
備考欄、弁護士、医師、
公認会計士、
学識経験者など。このような事例も存在しますが、いかがでしょうか。
○
佐々木志津子議長 大坪議員。 〔
大坪正幸議員登壇〕
◆
大坪正幸議員 今ほど
卓球協会の規程ということで、1万円とか、2万円とか。会によっては、確かにそういった額も規定されていることもあろうかと思います。ただ、
一般論ということではなくて、あくまでも
見附市長の公務としての
出席と、
会議への
出席ということであります。 例えば、今
卓球協会の
お話しされましたが、もしこれが例えば学者さんであるとか、有名な評論家ですとか、そういった方が
会議に呼ばれたときに、では2万円ですかと。もちろんそれは5万円のこともあるでしょうし、高額のことも、それはもちろんあろうかと思います。ですから、もう一般的に2万円という数字が謝金ではないということではもちろんありません。ただ、繰り返しになりますが、あくまでも
市長が、担当課長の言葉をかりれば365日24時間公務だということであり、ましてや市のほうから
交通費、グリーン代2万3,040円、1日当たりの日当が2,000円、
宿泊費があれば1日1万2,000円、もちろんそのほかに、
見附市長の場合は月額80万3,700円、こういった
市長としての給料をいただいている。年間で3.35カ月分の期末手当も
支給されている。もっと言うと、4年ごとに高額な退職金も
支給されている。こういった方が公務で
出席されたときに、一般的な2万円以上の謝金もあると、それはそのとおりですが、ただそういった会があるとしても、やはり
見附市長という立場で、公務で
会議に
出席されたときに2万円というのはどうなのでしょう。余りにも高額ではないか、それが
市民の皆様の感覚ではないかというふうに思います。
○
佐々木志津子議長 5番、樺澤
議員。 〔樺澤直純
議員発言席に着く〕
◆樺澤直純
議員 質疑いたします。公費の
節約と公正な使途を求めるためには同意できるものの、
決議案の本文に記載があります「不要不急な」とは、これについてお伺いいたします。 当市ではグリーン車使用や
市長車は、他市と比較したときに、資料からもありますように、飛び抜けてぜいたくをしているとは言えません。グレード、装備は別として、一般的にもごく乗車されている車種ではありますし、
市長車のクラスは、リースアップ後にリース会社が市販しやすいようにみずからそのクラスを納車したもので、市が支払う金額には影響がなかったものと聞いております。インフラの更新や社会的投資に際しても優良債を使いながら、DBO方式などの仕様発注の手法も取り入れながら、市の負担を軽くしながら事業効果を最大限引き出す努力をしてきていると承知しております。不要不急な、そういった文言についてお尋ねいたします。
○
佐々木志津子議長 大坪議員。 〔
大坪正幸議員登壇〕
◆
大坪正幸議員 不要不急、どういう場合が不要不急であって、どういう場合が不要不急でないかということなのですが、そこは一律に何かの基準があるとかいうことではもちろんありません。今ほど樺澤
議員のほうからリースアップしたときがどうだとか、それは多分
市長公用車がそれほどぜいたくではないというふうなことをおっしゃりたいのかなと、あるいはいろんな優良債とかを利用して事業をやっておられるから、それに対しては経費
節約に努力されているのではないかと、そういうような意味だと思いますけれども、もちろん市の事業全てが全て、一から十まで無駄をしているとか不要なものであるなどとはもちろん申しておりませんし。ただ、そういった事業に対しての無駄があるとかないとかいうことももちろんあるのですが、ただそれ以上に今回問題になっている問題は、あくまでも
見附の公人としてのトップのリーダーである
久住市長の問題を今取り上げているわけです。そうしますとそこは、例えばぜいたくだとか、いや、この程度はぜいたくではないとか、グリーン車とか、ここまで要るとか、ここまで要らないとか、そこの客観的な基準というのはもちろん、ほかの自治体とも比較も必要でしょうし、あるいは
一般質問のときも申し上げましたが、
見附市の
市民の皆さんの
生活レベル、経済レベル、そういったものを総合的に見て、いろいろな比較の中で比べて、不要不急というよりも、無駄があるかないか、あるいはその無駄が多いか少ないかという形で判断するべきであり、そこは、先ほどもちょっと申し上げましたが、そこの不要不急、あるいは無駄があるか、あるいは無駄が少ないかの判断はやっぱりあくまでも
市民の皆様の感覚で判断するべきところではないかと思います。 樺澤
議員のちょっと答えになっているかどうかわかりませんが、そこはやっぱり
市民の、4万
市民の皆さんが見てどう思われるか、そこが一番の基準になるのではないかと思います。
○
佐々木志津子議長 樺澤
議員。
◆樺澤直純
議員 私個人的な意見というか、そういう形ではありますが、今回の
ケースは相互の確認、確認不足から誤認でもあります。今後はよく確認の上、適正に処理していただきたく、これからも、より
市民ファーストの
市政運営に努めていただきたく思っております。 以上で終わります。
○
佐々木志津子議長 4番、
石田議員。 〔石田敏明
議員発言席に着く〕
◆石田敏明
議員 私は、昨年初当選させていただき、どこの会派にも所属していない新人
議員の石田でございます。無会派という理由だけで、本日9時15分に行われた議会運営
委員会には排除されております。私の所属していない
総務文教委員会では、後座での傍聴は認められていますが、議会運営
委員会では傍聴すらできないので、本日の発
議案における流れやその後の展開など全くわかりません。それを補完する意味において、本
発議を提出した
大坪議員に
質問いたします。 この1年の議会を振り返れば、当市の首長である周辺に対してさまざまな疑念や臆測が飛び交う
一般質問やメディア報道など、現状には辟易しております。本来であれば、
定例会は
見附市民のためによりよい
見附市政へ導くために市政課題の検証や政策の提言など、車の両輪のように機能する定例議会を期待しておりました。僭越ながら、無会派の新人
議員で甚だ生意気だと私本人も思いますが、長期政権に起因する現安倍政権に対する昨年のモリカケ問題や、さきに終結した臨時国会の桜を見る会など、視点を変えれば国民生活には反映されない非建設的な議論が行われた場面がありました。当市においても似たような状況下に見えなくもありません。本来ならば、見
政会さんはこのような発
議案を提出するのは本意ではなかった。しかしながら、
見附市民の視点に立てば、出さざるを得なかったというのが本音ではないでしょうか。 中学生の公民レベルで甚だ常識的で恐縮です。地方議会を教科書どおりで言えば、二元代表制の趣旨として、地方議会の
議員は行政執行部に対する監視機関であります。これは、無会派の私も含め、地方
議員のイロハ、1丁目1番地であることはご承知のとおりです。さらに、二元代表制における地方
議員が持つ権能として、
地方自治法には百条
委員会の設置や、同法178条、地方自治体の首長不信任
決議等も規定されております。見
政会お三方の記名ある本発
議案はこの後どうなるかわかりませんが、さきに挙げた百条
委員会の設置や首長不信任
決議案の上程も、この後の対応いかんによっては想定できます。 以上を踏まえ、
大坪議員の見解をお聞かせください。
○
佐々木志津子議長 大坪議員。 〔
大坪正幸議員登壇〕
◆
大坪正幸議員 今ほど
石田議員がおっしゃったことは、一々そのとおりだなと思って今伺っておりました。これから見
政会としてどういうふうな形をとっていくかということのお尋ねですけれども、今ほど
石田議員がおっしゃったように、百条
委員会、あるいは不信任ということも、もちろんそこも検討されるものなのだろうなということで、そういったものも含めて、いわゆる総合的に判断して、しっかりと対応していきたいと思っております。
○
佐々木志津子議長 ほかにありませんか。 〔発言する者なし〕
○
佐々木志津子議長 これにて
質疑を終結します。 お諮りいたします。ただいま
議題となっております
発議第4号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、
発議第4号については
委員会の付託を省略することに決定しました。 これより討論に入ります。 〔
浅野千紘議員退席〕
○
佐々木志津子議長 討論はありませんか。 9番、
五十嵐議員。 〔
五十嵐 勝
議員登壇〕
◆
五十嵐勝
議員 ただいま見
政会より提出された
発議第4号、
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議に対し、反対の立場で討論いたします。 まず、論点を整理しますと、1つは
公益社団法人日本河川協会や
NPO法人川に学ぶ
体験活動協議会や一般財団法人河川情報センター等で開催された
会議等への
出席時において、相手先から
支給されたお金の内容に
交通費が含まれていたことを確認せず、
会議出席や事例発表等の謝礼と誤認していて、別に市より
交通費が
支給されていたことで、結果として、二重に受給していたことが判明しました。この問題に対し、直ちに過去にさかのぼり、市へ返還し、我々
議員にも去る11日、今までの経過を
説明し、全額戻し入れの会計処理の
説明とともに、
久住市長並びに金井企画
調整課長の謝罪がありました。2つ目は、
久住市長が出張時の新幹線グリーン車の利用と
市長公用車がぜいたくで、
市民感覚と離れていて、
節約という感覚が失われるとの指摘であります。そして3つ目は、ウエルネスタウンの販売不振や
市立病院の新病棟建設、小中学校を初めとする
公共施設等インフラの
老朽化に伴う更新、維持、修繕、
管理等にかかわる経費が目の前にあり、不要不急の経費の削減課題を訴えています。そして、結論として、これら一連を関連づけし、
久住市長に対し公費の使途と
節約に対する認識、姿勢を改め、謙虚な姿勢で堅実な
市政運営に取り組むことを求めるとしています。 まず、1の
交通費の二重
支給については、未確認、不注意であったことは事実であり、速やかな確認と返金処理を行い、さらにほかの事例についても確認作業が必要であり、
市民への
説明と謝罪を広報
見附等で行うことと
説明を受けています。しかしながら、日本人社会の一般的な慣習として、遠方よりの
出席や
会議等での発表や講演依頼などで帰り際に渡される謝金、お礼、寸志等、さまざまな名目があり、その中身はまさに資料作成代や発表や講演などの謝金やお礼等、さまざまな依頼側の気持ちが込められているものと考えます。あえて明細を明らかにしない奥ゆかしさが日本社会の中に存在していることも事実です。それが、ほんの心ばかりですが、お恥ずかしいですが、気持ちばかりですがお納めくださいなどと手渡すことも多くあります。全てが欧米社会のようにビジネスライクなドライな感覚で捉えられない日本人独特の慣習があることが一般的であり、そのような部分もあり、また
交通費であれば、通常1,000円、100円単位の端数が出るので、それらも含め、事実誤認や未確認が生じたと感じます。また、
決議では2万円の謝金などあろうはずがないと断定していますが、謝金は3,000円、5,000円、1万円など、組織や会の予算が少なく、NPOやボランティア組織等では間々あるあることです。それとも、皆さんは最低5万円とか、それ以上を当たり前とする根拠があるのでしょうか。いずれにしても、どうか今後このようなことがないよう、事務方においても確認していただき、再発防止策を完全なものにしていただきたいと思います。 しかし、2つ目の
新幹線グリーン車利用や公用車のリース契約は、全く別の話であります。私ども
議員や市職員はもちろん、
市民の大多数が、
久住市長が週末や祝日を問わず、可能な限り市内各所のイベントや集会に小まめに足を運び、声をかけ、労をねぎらい、感謝の言葉をかけておられることは周知のことと思います。さらに、オンリーワンを掲げ、歩くことを基本に、住んでいるだけで健やかに幸せに暮らせるまちの実現を目指し、SWCを初め、まちづくりの根幹にして、全国注目のまちづくりで
国交省や総務省を初め各界から数々の最高賞や大賞を受賞しています。さらに、
新潟県
市長会、北信越
市長会の会長を務められ、それこそ寝る間も惜しんで各地を飛び回っておられます。そんな
市長が移動するとき、せめて快適な空間の中で体を休め、心身の疲労を癒やしていただくことは大変重要と考えます。また、そんな空間の中で、さらにすばらしい先進的な発想やアイデアも生まれていると確信しています。また、公用車は7年リース契約であり、車種としても県内の
市長公用車の中間クラスであり、以前の公用車、クラウンのトヨタレンタリース月額6万5,940円と比較しても、今回のアルファードは6万7,500円と、月額1,560円の差でしかありません。車は、どんなに安全運転していても、もらい事故や急激な気象条件の変化で自動車事故も想定され、事故から
市長を守る安全性はもちろん、国の各省庁の役人や大学の教授と
見附市を訪れる重要なお客様を送迎したり、現地の視察にも
市長とともに移動していただき、活躍しておられると聞いております。さらに、私ども議会で本年3月議会において、2款総務費、1項4目の3の賃借料として、81万円の年額リース料の予算を承認していることを忘れてはなりません。 次の3つ目のスマートウエルネスタウンの販売不振についてですが、平成29年9月分譲開始、翌平成30年4月住宅展開催が実質的販売の開始で、20カ月経過し、確かに残念ながら目標とする成果には達成していません。30年後、50年後も資産価値が下がらない土地、もし民間がこのような条件で開発分譲した場合には坪40万円以上の土地が、ウエルネスタウンでは平均約20万円で買え、さらに無電柱化の価値もまだなかなか理解されていません。これからも地道で粘り強い販売や営業が必要であり、それらが認知されるまでもう少し時間がかかると思います。あの
新潟県中部産業団地も、最初は議会や
市民間でも果たして埋まるのか、売れるのかと懸念する声があったと聞いています。平成13年5月から分譲を開始し、完売できたのは、皆様もご記憶のとおり、平成29年6月で、実に16年以上の長期間を要したわけで、もう少し長い目で見る必要もあるのではないでしょうか。さらに、
市民の大きな関心事の一つでもある
市立病院は、地域包括ケア病棟の増築と旧施設の利活用や駐車場確保の費用など、大規模な事業に不安視する向きもありますが、国や県の補助や都市ガスの北陸ガスへの譲渡による売却利益等、建設のための財源確保に努め、計画の進捗を含め、市側からも適宜
説明があると考えます。また、議会としても必要があれば開示や
説明を求めればよいと考えます。さらに、
見附だけでなく全国の自治体でも、昭和30年代から40年代を中心に建てられた
公共施設の
老朽化対策については、
公共施設の長寿命化計画に沿って、
見附市の改修ルールや、場合によっては施設の統廃合も考慮しながら策定し、議会や
市民に示されることと思います。
決議の内容を確認すると、1のような
交通費の二重
支給を受けていたような
市長の金銭感覚があるから、2のグリーン車や公用車リースがあり、3の今後の大型事業への予算確保に懸念があると意識的に印象づけ、関連づけているように思います。
市長の金銭感覚を言うなら、例えばほっとぴあ、パティオにいがた、MEG CAFE 511等の指定管理において赤字は補填せず、利益が生ずれば半額は市に納入し、学校給食センターでも全国初の民間に施設利用させ、賃借料9年間で2億7,500万円を教育施設整備予算に使用するアイデアを初め、DBO方式で運用維持管理を民間に委託し、将来にわたり最小限の運営管理費の仕組みを取り入れた青木浄水場や
見附市清掃センターは今後の20年で大きな経費削減につながり、その方式を学ぶべく、他市の行政視察も訪れています。さらに、ネーブルみつけは民間のスーパーを安価で取得し、旧法務局を
市民ギャラリーにリノベーションで、2つの施設とも
市民に愛される施設としてよみがえらせるなど、数々の施設を極めて低コストでつくり上げたことは、私が今さら申し上げるまでもなく、
議員や
市民も周知の事実であり、それこそ民間出身で経営手腕、金銭感覚や費用対効果が人並み外れてすぐれた
久住市長でなければなし得ない施設の数々であり、公費の使途や
節約に努めなければならないとする
決議の結論は余りにも的外れで、全く当たらないと考えます。 また、前述の
公益社団法人日本河川協会、
NPO法人川に学ぶ
体験活動協議会への聞き取りにおいても、少し問題のあるやり方で聞き取りがなされたとの話も聞いておりますし、議会での
一般質問や
議員説明会でも一定の情報を開示せず、報道機関のみ配付するなど、いかがなものか。
議員として市側の対応や答弁を試すような行動は、
市民から選ばれた
議員として果たしてどうなのかと疑問に感じます。
久住市長におかれましては、引き続き今後も
見附市のかじ取り役として、オンリーワンのまちづくりに大胆かつ、時には慎重に、議会や
市民への
説明も丁寧に行いながら、少子高齢化、人口減少を恐れない、オンリーワンのまちづくりに邁進していただきたいと思います。したがいまして、
発議第4号、
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議に対し反対をいたします。
議員各位の賢明なるご判断をお願いし、反対討論といたします。 以上です。
○
佐々木志津子議長 14番、関
議員。 〔関 三郎
議員登壇〕
◆関三郎
議員 見
政会の関三郎です。ただいま
議題となっております
発議第4号
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議について、私は賛成の立場で討論いたします。
議員各位に申し上げたいと思いますが、見
政会の同僚
議員がたった今申し上げた
提案理由と読み上げた
決議案をお聞きになり、どのようにお感じになったでしょうか。このたびの
決議案に反対されるということは、一体どういうことなのでしょうか。
久住市長が
交通費の二重取りを認めたにもかかわらず、それほど不適切なことではなかったと言いたいのでしょうか。1回2万円程度の謝金や
交通費で目くじらを立てるほうがおかしいとでも言うのでしょうか。
市長が謝罪をされている以上、議会が
決議までする必要はないとお考えなのでしょうか。この
市民感覚からかけ離れたグリーン車の利用やぜいたくな
市長車も、
久住市長は
新潟県
市長会会長のみならず、北信越
市長会の会長なのだから、当然のごとく認められるべきであり、
久住市長に関することならば、
市民の大切な血税である公費も湯水のように使っても構わないということなのでしょうか。もしそのように考えておられるのだとしたら、一体何のために、誰のために市
会議員になられたのでしょうか。
久住市長や
議員ご自身が役員を務める
市長のご親戚の会社を応援するためでしょうか。それとも、
見附市民お一人お一人が住んでよかった、
見附市民でよかったと心から思っていただく、そういったまちづくりに
議員として少しでも貢献するためではなかったのですか。私たち見
政会の
決議案に反対されたとしても、我が国は自由と民主主義の国ですから、思想、信条、良心の自由は保障されております。さまざまな意見、考え方、あるいは
議員各位の諸事情を背景とした、異なる立場があるのでしょうが、このたびの
決議案に対して
議員各位がいかなる意思表示をされるのか、
見附市議会が
市議会としてどのような判断を下されるのか、多くの
市民の皆様が注目をしております。ふるさと
見附を愛する大勢の
見附市出身の皆様が、遠くから心配しておられます。
見附市と縁がある
関係者の皆様が、固唾をのんで注視されていることを忘れないでいただきたい。 最後に、このたびの
決議に対しての見
政会の意図するところを申し上げたいと思います。
久住市長の公人としての資質には大いに疑問を抱いております。特に出張に伴う謝金等が、またこれは確定申告等で本当に税務処理等で正しく処理されているのか、これも調査しなければならないと思っております。また、
市長を支持される
議員の皆様に再度申し上げます。我々見
政会は、良識ある
市民とともに、司法も含めて徹底解明を図ってまいります。
議員各位の良識のある賢明なご判断をお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。 以上です。
○
佐々木志津子議長 7番、佐野統康
議員。 〔佐野統康
議員登壇〕
◆佐野統康
議員 ただいま
議題となっております
発議第4号に対して反対の立場で討論いたします。 提案されている内容で、公費を
節約するとか謙虚な姿勢で堅実な
市政運営に取り組むなどは当然のことであり、私も賛同いたします。しかし、1日2万円の謝金はあり得ないと断定して書かれておりますが、端数もない場合は謝金と考えても不思議ではありません。実際
見附市でも、大学教授や弁護士、医師の場合、講師謝金は1日2万円を基準としているとのことです。また、出張時のグリーン車の利用は、
見附市のトップセールスマンとも言える
市長職という激務への対応と、移動中にも
会議資料の準備をすることへの配慮と理解できます。
市長公用車は、以前と比較してもリース代が月々約7,000円増加していますが、これまでの
市長車と比べ、金額もかけ離れたものではなく、容認できるものと考えます。加えて、不要不急の経費を減らすとの記載がありますが、不要不急の経費というものが思い当たりません。 冒頭申し上げたように、公費の
節約、謙虚で堅実な
市政運営などは賛同するものでありますが、そのほかの内容には賛同しかねる部分があります。条件つきで、または部分的に賛否を問うことはできません。
市長にはこのような
決議案が提出された背景にあるもの、
市民感覚での
節約する、もったいないという感覚を忘れないでいただきたい。謙虚な姿勢で堅実な
市政運営に取り組んでいただきたい。そこはしっかりと胸に刻み、今後二度と誤認が生じないよう、
関係担当課も含め、対策をとることを要望しながら、
決議案の内容に賛同しかねる部分があるため、
発議第4号に賛成いたします。私個人の思いですが、
久住市長、今回の件で反省すべきは反省していただき、ただ萎縮することなく、引き続きしっかり市政を前進させていただきたいと思います。
議員各位のご賛同をお願いいたします。
○
佐々木志津子議長 15番、髙橋
議員。 〔髙橋健一
議員登壇〕
◆髙橋健一
議員 ただいま
議題となっております
発議第4号
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議について、日本共産党
議員団を代表し、反対の立場で討論いたします。 12月12日に提出されました公費の
節約と適正な対応を求める
決議については基本的に同調できると考えましたが、
決議案の文言では、「
社会通念上、
県外での
会議に
出席するだけで1日2万円の「謝金」などあろうはずはなく、
交通費分として
支給されていることは明らか」と断定したことは納得できません。また、出張時の
新幹線グリーン車利用、ぜいたくな
市長車の導入云々については、議会で
説明を受けましたが、私たちは理解ができるところであります。よって、これらの文言での
決議案には賛成できません。 一方、
交通費の二重
支給が長年見過ごされてきたことはあってならないことであり、
市民の大切な血税、公費に対する
久住市長の認識に対して、
市民から疑問、批判が生じていることを真摯に受けとめ、公費の使途に対しての認識、姿勢を正し、
市政運営に取り組むことを求める日本共産党
議員団の
決議書を13日に提出すべきと考え、手続を進めましたが、
会期日程も詰まっている中、対応も難しい等の外部からの声もあり、
決議書提出は断念し、昨日16日に
久住市長に公費に対する厳正な対応を求める申し入れを行ったことを申し上げ、今
議題となっています
発議第4号
久住市長の公費の
節約と厳正な対応を求める
決議について、本文言での
決議案には賛成できないとして反対討論といたします。
○
佐々木志津子議長 7番、佐野統康
議員。 〔佐野統康
議員登壇〕
◆佐野統康
議員 再度済みません。失礼いたします。 一番大切なところ、興奮していた余り、間違ってしまいました。今回の件、
発議第4号に反対いたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。失礼いたしました。
○
佐々木志津子議長 発言の訂正ということで。 〔佐野統康
議員「はい」と呼ぶ〕
○
佐々木志津子議長 わかりました。 ほかにありませんか。 〔発言する者なし〕
○
佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。 これより
発議第4号を起立により採決します。 本案は原案のとおり決定することに賛成の
議員の起立を求めます。なお、久住
議員におかれましては、特例により挙手により起立とみなすことといたします。 それでは、原案賛成の
議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
佐々木志津子議長 起立少数であります。 したがって、本案は否決されました。
○
佐々木志津子議長 以上で本日の
日程は全部終了しました。 これにて
令和元年第4回
見附市議会定例会を閉会します。 午前11時11分 閉 会...